三田祭最終日、最後のメインステージを彩るのは應援指導部のパフォーマンス。
應援指導部は、1908年の早慶戦にて初めて組織的応援が行われたことに由来する、歴史のある団体だ。
今回のパフォーマンスの幕開けは、メジャレッツによる華麗なダンス。WANIMAの「やってみよう」に合わせて、一糸乱れぬ踊りを披露し、会場を盛り上げた。リーダー部の司会によって、指揮者のユニークなプロフィールが紹介されると、会場は笑いに包まれた。
最初に披露された曲は、慶應を代表する応援歌である「若き血」。人気のある曲であるので、この曲目が発表されると歓声が上がり、会場の人々の多くは應援指導部に合わせて口ずさんでいた。「勝つぞ慶應」の掛け声では一体感が生まれた。
次の曲は「三色旗の踊り」。チアリーディング部の部員たちは、三色旗を振りながらダンスし、会場の人々は手拍子をして盛り上げた。「いいぞ慶應」の掛け声がさらに会場を盛り上げた。
次は、「突撃のテーマ」「コール慶應」「ダッシュ慶應」だと発表されると、会場からは大きな歓声が上がった。これらの曲は、慶應のチャンスのタイミングで演奏されるのである。
ステージは青い光に照らされ、「ファイティングマーチ」「シリウス」「ソレイユ」「突撃のテーマ」「ダッシュ慶應」「孔明」「朱雀」が怒涛の勢いで演奏され、会場の盛り上がりが最高潮に達すると、ステージは赤い光に照らされた。
さらに「突撃のテーマ」「ダッシュ慶應」が演奏された。三田祭ステージスペシャルバージョンと称し、明治神宮での盛り上がりを忠実に再現するパフォーマンスとなった。
最後はもう一度「若き血」が演奏された。應援指導部の呼びかけのもと、会場の人々は肩を組み、合唱するなど、大いに盛り上がった。「ありがとう三田祭」のコールでパフォーマンスを締めくくった。
本祭最後のメインステージとなった應援指導部のパフォーマンス。会場の人々が盛り上がり、熱くなれるパフォーマンスは、最後にふさわしいものとなった。(倉片真央)