Pen Clubは、院校舎343D教室にて性格診断を実施している。

体験者はまず、50個の質問に「Yes」か「No」で答える。直感的な回答でよいそう。それが終わると結果の集計と分析に入るが、待っている間も決して暇ではない。任意で姓名診断も体験することができ、その結果を待機時間で読めるからだ。辛口な文章で、思わずくすりと笑ってしまうようなものになっていた。

性格診断の結果は二つある。

一つ目は、自分の性格の特徴が数値化された数直線だ。一般的な性格診断とは異なり、項目にPen Clubの独自性が表れている。たとえば、自分がどのくらい物事に固執するかという基準に「チョコレート」と「煎餅」という言葉が使われている。チョコレートはすぐ溶けるのに対し、煎餅は固くて噛まないと食べられないため、執着心の比喩として用いているそうだ。性格がチョコレートの方に寄っていれば物事にこだわる方ではなく、煎餅に寄っていればその反対ということである。ほかにも、積極性の基準として、そのあらすじから「シンデレラ」と「人魚姫」が使われていたり、見ていて飽きないような工夫がなされている。

二つ目の結果は五角形のチャートだ。Pen Clubが500円で販売している短編集の中で、どの物語がその人に合うかを示している。

オリジナリティーあふれる診断をぜひ受けてみてほしい。

(村瀬巧)