関東学院大戦

9月18日、第95回関東大学バスケットボールリーグ戦第8節・関東学院大戦が行われた。慶大は、山﨑(総4)、髙田(環4)、工藤(政4)、岩片(環3)、人見(法2)を先発に並べた。序盤は関東学院大のシュートブロックに苦しむも、24秒を守りきるディフェンスで相手に思うようなオフェンスをさせない慶大。一進一退の攻防が続き、第1Qを15―17で終える。

第2Qも試合は拮抗するが、慶大がとった一度目のタイムアウトから、途中出場の甲谷(環3)を中心に、山﨑、工藤と得点を重ねていく。前半戦を36―30とリードで折り返す。

関東学院大のボールから始まった第3Qは、甲谷がゴール下のシュートを着実に決め、さらに連続して髙田が得点する。互いに逆転を繰り返し、第3Qを49―54とリードされた展開で終える。

一進一退を繰り返す第4Qで慶大は、徐々に点差を縮め、残り1分を切り同点に追いつく。しかし残り15秒で慶大、痛恨のファウル。関東学院大にフリースローを決められ、惜しくも1点差で敗北した。

拓殖大戦

28日に行われた第9節・拓殖大戦では、序盤に髙田(環4)が3Pを2回決め、6―2と4点差をつけるも、拓殖大に連続得点を許し、9―19と10点差が開いてしまう。両者譲らぬ攻撃でなかなか得点につながらず、第1Qを16―24で終える。

何としても得点差を縮めたい慶大は、第2Qの開始直後、山﨑(総4)が得点するも、直後に拓殖大に取り返されるという展開を見せる。慶大はゴール下までボールを持っていくも拓殖大のカットに苦しみ、35―50と15点差で第2Qを終えた。

第3Qでは開始直後から拓殖大の連続得点が決まり、44―62と得点差を付けられてしまう。拓殖大のパス回しに苦労しつつも、水谷(環1)、髙田の連続得点で13点差まで縮めることに成功する。しかしその後も拓殖大の勢いは止まらず、第3Qは53―77まで点差を付けられてしまう。

十二分の力を発揮する拓殖大に対し、ここにきて勢いをつける慶大。両者の力が拮抗し、第4Qの開始3分、両者無得点の時間が続く。試合が動いたのは開始3分半、岩片(環3)のゴールである。人見(法2)を中心に慶大のゴールが連続するが、点差は縮まらず、67―92で敗北した。

翌日の第10節・順大戦では、74―71で3試合ぶりに勝利した。慶大はリーグ戦⒑戦3勝7敗、現在12チーム中⒒位と苦しい戦いが続く。リーグ戦前半折り返しが近づく今、慶大はチームとして立て直すことが必要なのではないだろうか。

(炭本吏音)