前田稔さんは1995年10月1日生まれで、開成高校出身。現在商学部4年で経営学を専攻。今年の塾生代表選挙では、「実現可能な範囲の公約を行う」ことを目標に掲げ、当選した。
今回は晴れて次期塾生代表となった彼に、「塾生におすすめの一冊」を聞いた。
おすすめの本
『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』(マシュー・サイド著 有枝春訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン出版)です。
自身が読んできた本の中で最も面白くかつ実用的に優れた本だと思い、塾生の皆様にご紹介させていただきました。
選んだ理由
この本はあなたの「失敗」を今後の「成功」につなげる本です。人間誰しも、生きていれば大きな失敗を経験します。僕も「高校での選挙落選」や「大学受験不合格」をはじめ、たくさんの大きな失敗を重ねてきました。
また、大きな失敗というものはトラウマとなってなかなか振り返ることが難しいものです。
この本は、そんな失敗を正しい形で振り返ることで学習を行い、今後の自身の人生に生かしていくための一冊です。
出会ったきっかけ
所属する商学部経営学三橋平ゼミの課題図書として読みました。
勧めるポイント
「失敗」というネガティブなテーマであることにも関わらず、具体的な失敗の実例としてGoogle社や元サッカー選手のデイビットベッカムなどキャッチーなものがあげられているため、スラスラ楽しく読めます。
学んだこと
僕はこの本を読んだおかげで、高校2年生の時に応援団の団長選挙で大敗した過去の失敗を、今回の塾生代表選挙が行われる前に一度振り返ることができました。
結果として、皆様のおかげもあって今回の選挙での当選につながりました。
また、選挙の当落の結果に関わらず、選挙に向けてどういったアプローチをしていくか、選挙を通じて得られる出会いなど、プロセスの部分に魅力を感じられるマインドに変化しました。
読書について塾生に一言
お気に入りの1冊に立ち返ることで、一歩前に踏み出すための活力となる何かが発見できるかもしれない。
(杉本洸太)