4月にもかかわらず、まだ少し寒い日。
暖かい春風のように現れたのが、今月のキャンパスアイドル、中来田裕子さん(文4)だ。
彼女は文学部の中でも少数派と言われる中国文学専攻に所属している。そのきっかけは、中学生の頃にさかのぼる。日中友好派遣団として中国に渡ったとき、異言語のコミュニケーションの難しさを知った。上手く思いを伝えられない悔しさが、中国語を学ぶ原動力となった。同時に、自分の知らない中国の一面を見たことで、文化にも興味を持ったという。現在では、中国語検定「HSK」の最上級である6級を取得している。今もなお上達を目指す努力家だ。
そんな中来田さんの”癒し”は、タピオカドリンク。「氷は少なめかなし、甘さは控えめがおすすめです」と大きな瞳で熱く語ってくれた。これまでに通ったお店は30店舗を超える。飲んだタピオカの写真を「タピライフ」と題して携帯にまとめており、はにかみながら見せてくれた。筆者にもおすすめのお店を教えてくれるほど、優しさとタピオカ愛に溢れた女性である。
先日、日中交流サークル「桃花会」を立ち上げた中来田さん。新メンバーも募集中とのこと。次々と新しいことに挑戦する彼女の原動力について尋ねると、「考える前にやってみよう! といつも楽観的に捉えるようにしています」とさわやかな笑顔で答えてくれた。
親しみやすい柔らかな雰囲気と、常に新しい挑戦を続ける中来田さんに、五月病までも吹き飛んでいきそうな気がした。
(みかんを)
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