4月13日より東京六大学春季リーグ戦が開幕し、慶大は開幕カードで立大と対戦した。
4月13日に行われた立大1回戦、慶大は1回表正木(政2)の適時打で1点先制。2回裏に立大に同点に追いつかれるも、4回に瀬戸西(政3)の適時打で1点勝ち越し、8回には先頭嶋田(環3)の二塁打に続き敵失で慶大が1点追加、9回には田中凌(商4)の犠打でさらに1点を追加した。2回以降、髙橋佑(環4)は無失点に抑え、八回からは髙橋亮(総4)が投げ、4―1と初戦勝利を収めた。
翌14日に行われた立大2回戦、慶大は1回裏中村(環4)の2ランで先制。3回表に立大に1点を返されるも、直後3回裏に敵失による1点に加え、中村の適時2塁打によって2点を追加、7回には先頭柳町(商4)のリーグ通算90本目となる安打に続き2死2・3塁のチャンスを作り代打福井(環2)の適時二塁打で2点をさらに追加した。
4回以降木澤(商3)は無失点に抑え、7回からは佐藤(環3)が登板、9回には抑えとして彦根東出身の増居(総1)がリーグ戦初登板、いずれも無失点に抑え、7―1と初日に続き勝利を収め、勝ち点1を獲得した。
2日目の試合後、大久保監督は「ピッチャーが最少失点に抑え粘ってくれた。そして、中村の先制ホームランで立ち上がりからいい試合運びができた」と振り返った。4打点を挙げた中村選手は「ピッチャーの粘りがバッティングにもつながってきて、いい形で試合を終えられた」と語った。
チーム全体で勝利をつかみ、王座奪還へ向けていいスタートダッシュをきった慶大野球部、残り4大学との試合にもぜひ注目したい。
(竹西怜)