今年9月から開催されるラグビーW杯日本大会。日本代表は予選プールAで戦う。プールAは日本(世界ランク11位)のほかに、ロシア、アイルランド、サモア、スコットランドが入った。
敵を知るにはまず食事から! 塾生新聞では昨年のサッカーW杯特集と同様、ラグビーW杯に備えて敵国の料理を調査した。さらに今回は、敵国の料理を実際に作ってみることに。気になるお味は?
(澤井祐佳・高橋千瑛・高井日菜子・大内ありさ)
第1戦 ロシア(世界ランク19位)
ロシアはユーラシア大陸北部にある国でその面積は世界最大である。また、国際スポーツ競技大会の開催地になることも多く、1980年のモスクワ五輪を始め、2014年のソチ五輪、そして2018年のサッカーW杯が記憶に新しい。
ロシアの料理と言えば、ボルシチやビーフストロガノフを連想する人も多いだろう。しかし、今回紹介するのはロシアの家庭料理、「ブリヌイ」だ。「ブリヌイ」とは、簡単に言ってしまえばクレープに近いものである。作り方はとてもシンプル。小麦粉、水、砂糖、塩、重曹、サラダ油を混ぜ合わせた生地を、油をしいたフライパンで両面焦げ目がつくまで焼くだけだ。この焼いた生地に、写真のようにはちみつとジャムをかけてデザートとして食べてもおいしい。またはチーズとソーセージなどを包んで食事として食べてもおいしく、デザートとしても食事としても食べられる便利なロシア料理である。
家族や友人で集まってそれぞれ思い思いのブリヌイを片手に、ラグビー観戦するのはいかがだろうか。
第2戦 アイルランド(世界ランク2位)
アイルランドは北西ヨーロッパ、イングランドとウェールズの沖合に位置するアイルランド島の大部分を占める。その緑豊かな自然環境により、「エメラルドの島」とも呼ばれる。
そんなアイルランドの食文化と切り離せないのはジャガイモ。アイルランド料理には、ジャガイモを使った料理がたくさんある。その中でも、「キャセロール」を作ってみた。
まず薄切りにしたジャガイモを鍋に入れ、塩を入れて沸騰させて柔らかくする。そこに牛乳とバターを入れ、塩コショウで味付けし、生クリームを加える。耐熱皿にそれらを移したあと、チーズをふりかけ、オーブンで焼いたら完成。
ほくほくしたジャガイモの食感とやさしい味わいを楽しむことができる一品だ。アイルランド発祥のギネスビールと共に味わいながら試合を観戦すれば、より楽しめるはずだ。
(次ページ:サモア料理(?)と、スコットランド料理)