昨年9月に開幕した関東大学対抗戦。慶大は5勝2敗で明大と並び、3位で大学選手権へと駒を進めた。
その初戦を先月16日、大阪・キンチョウスタジアムで迎えた。対戦相手は京都産業大。開始6分、京都産業大ボールのラインアウトからモールを組むと、慶大がターンオーバーに成功。直後に失点を許すも、21―12で前半を終える。しかし後半開始3分、ペナルティゴールを決められた後、自陣ゴール目前でオフサイドを取られる。ラインアウトからのモールで我慢しきれずに、トライを決められ、21―20まで追い詰められる。それでも慶大はその後3トライを成功させ、43―25で勝利を収めた。
続く相手は早大。先月の対抗戦では敗れた相手だけに、リベンジを果たしたい試合だ。早大のキックオフでスタートし先制を許すも、前半8分に宮本(経4)のトライで逆転に成功。その後は両者の攻防が続く。前半36分、自陣でのスクラムでペナルティを取られてから流れは早大へ。トライを決められ、7―12と僅かにリードされ前半が終了する。
後半は見事なアタックから巻き返しを見せる。後半15分には山中(商4)がトライを奪い、同点に追いつく。9分後にはスクラムを押し込み、 古田(医4)が相手のディフェンスラインのギャップに飛び込んだ。19―15で逆転に成功。しかし勝利目前の残り30秒、マイボールスクラムからのペナルティでロスタイムに突入。相手の攻撃に耐え続けたが、ラストワンプレーで逆転トライを許し、試合終了。19―20で今季最後の公式戦を終えベスト8で幕を閉じることとなった。
(末吉遥)