全塾協議会塾生代表選挙の投票方式が電子投票に決定した。投票期間は、今月11日から12日と15日から19日の7日間。すべての慶大の学部生に選挙権がある。今年度は、若林卓実さん(総3)が立候補した。
今年度の選挙は、投票人自らが「2019年度塾生代表選挙投票所」にアクセスすることで投票することができる。従来のように各キャンパスの投票所などで投票することはできない。
塾生代表の主な仕事は、全塾協議会所属団体の予算の承認だ。全塾協議会には体育会や三田祭実行委員会、全塾ゼミナール委員会など、塾生生活に直結する多くの団体が所属し、各団体は協議会から交付金を得ている。交付金は、全ての塾生から学費の一部として毎年750円ずつ徴収されている「自治会費」から捻出されていて、総額は2000万円にも及ぶ。塾生代表は、協議会で議決された予算案を承認する権限を持っている。
そのほか、月に一度の議会の招集、所属団体の代交代の承認など、塾生代表は重要な役割を担っているため、多くの塾生の投票が望まれる。
選挙の成立には、選挙権を持つ全学部生の10%を超える必要がある。しかし昨年度は12.0%、一昨年度は11.77%と例年投票率の低さが問題となっている。選挙が成立せず塾生代表が不在という事態になった場合、全塾協議会の機能が停止してしまう恐れがある。
今年度の選挙には若林卓実さん(総3)が立候補した。立候補者が1名のため、今年度は信任投票となる。
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