雑誌「CanCam」の専属モデルを務め、テレビ番組にも数多く出演している塾生、トラウデン直美さん(政1)。塾生とタレント。二つの顔を持つ彼女に、このたび話を聞いた。

 

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―なぜ慶應義塾大学への入学を決めたのですか。

上京することが決まった時に、最初に思い浮かんだのが慶應でした。慶應といえば私学の名門ですし、実は祖父が慶應出身なんです。その祖父がいつも大学時代の話を楽しそうにしていたので、昔から良い印象を持っていました。最終的な決め手は、人とのつながりですね。実際にテレビのお仕事でも周りの慶應出身の方がすごくよくしてくださいます。

 

―仕事と両立しながらの学校生活で、大変ではありませんか。

授業にはほとんど出ています。お仕事でどうしても、という時は友達に協力してもらう時もありますが、事務所にも学業優先でやらせてもらっています。テスト前は友達と家で一晩中ディスカッションをしたりもしますね。

 

―一人暮らしをされているそうですが、いかがですか。

私、3歳の時の口癖が「自分で!」の「じ」が抜けた「ぶんで!」だったそうなんですよ(笑)。そのくらい子供の頃から自立したいタイプだったので、楽しいです。大変なことも多くて両親のありがたみも感じるし、自分の力で生活できると自信になりますね。

 

―目指すタレント像や、目標にしているタレントを教えてください。

昔から誰かを目標にするということはないですね。やっぱり誰かを目標にするとその人以上にはなれないというか、憧れは作らないようにしています。でも、会う人会う人素晴らしいので、そういう才能を少しずつ盗むようにしています。将来は、討論番組などでコメントもできる、これまでにないようなハーフモデルを目指していきたいです。ゆくゆくは、タレント以外のお仕事にも挑戦していきたいと思っています。

 

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誰かを目標にはしない。彼女の言葉一つ一つの力強さは、19歳のそれではなかった。謙虚さと向上心を持ち合わせた、バイタリティあふれるトラウデンさんの素顔を今回のインタビューで垣間見ることができた。今後も塾生として、タレントとして、ますますの活躍が期待される。

 

(聞き手=芳賀慶太)