今年で60周年を迎える三田祭は、多くの来場者を動員し、大盛況を博している。トラブルもなく進められ、例年通り総来場者数は20万人以上になる見込みだ。また、今年度より「三田祭アプリ」が三田祭実行委員会によりリリースされ、見やすいレイアウトなどが多くの来場者に好評を得ている。

三田祭実行委員会、通称「三田実」は昭和34年の第一回三田祭より発足。国内最大級の学園祭を半世紀以上にわたり運営し、毎年来場者を魅了し続けている。

60回の節目に製作された三田祭アプリは、出展団体が来場者の意見を聞ける機会が少ないことを受け、アプリを通して団体と来場者との繋がりを深めることを目的に製作された。アプリでは、出展団体の検索やステージのタイムテーブル、キャンパスマップなどが確認可能だ。

アプリ開発者は「三田祭には輝いている団体がたくさんある。多くの来場者にそういった団体を伝えられるようなデバイスにしていくよう、精進を重ねていきたい」と語った。今後はコメント機能の追加などを通し、ますます出展団体と来場者との繋がりを深められるアプリになる予定だ。三田祭アプリの更なる発展に期待したい。

最後に、実行委員長から三田祭に関わる全ての塾生に向けてメッセージをいただいた。「三田祭は、自分以外の塾生が何に対して頑張っているかを知ることができる数少ない機会だ。ぜひ足を運んでいただきたいと思う」

とうとう最終日を迎えた三田祭。三田祭実行委員会のトレードマークである赤法被が、キャンパスを彩っている。

(大熊廉矢)