関東大学サッカーリーグ1部前期、前半戦を2位で折り返した慶大。最終節東海大戦を残して依然2位をキープ。接戦が多く苦しい試合が目立つものの、後半戦ここまで第9節神大戦以外負けなし。チームは昨季インカレ王者の中大を下すなど好調を維持している。

▼第6節△

【慶大0―0筑波大】
慶大は序盤からボールを支配し、チャンスを作り出す。しかしMFの河井が3度の決定機を決められず、スコアレスで前半を折り返す。
後半もボールを支配する慶大は、MF織茂や中町のシュートで相手守備陣を慌てさせるも、あと一歩でゴールが奪えない。ロスタイムにはMF中川靖がクロスを頭で合わせるもわずかに右に外れ、試合はそのまま0―0で終了した。
慶大の李監督が「チャンスを決められない試合もある。次に切り替えたい」と前向きに語る一方、主将の中川靖は「もったいない。勝ちを逃した」と悔しい表情を見せた。

▼第7節○

【慶大1―0中大】
開始早々の4分、持ち味の素早いパス回しから得たFKのチャンスを今季好調の中町がゴール右上に鮮やかに決め、先制点を奪う。その後も慶大は、チャンスを掴むが得点は奪えず、前半を1―0で折り返す。
後半も河井、中川靖を中心にチャンスを作り出すが、追加点は奪えぬまま試合終了。序盤の1点が決勝点となった。

▼第8節○

【慶大3―2法大】
前半7分慶大はPKを獲得すると中川靖がこれを決め先制点を奪う。前半、シュート2本の法大に対し慶大は9本のシュートを放ち2―1で折り返した。後半、法大深町に同点ゴールを決められるが、23分織茂が勝ち越し点を奪い、試合はそのまま3―2で慶大が勝利した。

▼第9節●

【慶大0―2神大】
慶大は前半開始早々から神大に対し攻勢を仕掛ける。しかし、度々チャンスを迎えるものの、決定力を欠き得点を挙げられず、スコアレスで前半を折り返す。ところが後半2分に慶大は一瞬の隙をつかれ先制を許してしまう。さらに退場者を一人出し、41分には前がかりになったところを狙われ、決定的な2点目を奪われた。

▼第10節△

【慶大2―2駒大】
前半4分、風間からのパスに甲斐が合わせ、慶大が先制する。しかし33分にこぼれ球を押し込まれると後半18分にもPKを与えてしまい、逆転を許してしまう。42分に織茂が同点弾を叩き込むも、試合はそのまま終了。 慶大は出場停止でGK中川翔、DF田中奏を欠いたため苦戦が予想されたが、案の定勝ちきれず勝ち点1を積み上げるにとどまった。