5月14日、村井純教授の「世界のなかの日本としてのIT技術」の授業の一環で、慶應義塾大学藤沢キャンパスにインテルのジェフリー・ローレンス氏の話に耳を傾けた。
ローレンス氏は米国の世界最大を誇る多国籍半導体メーカー・インテルで世界的なデジタルコンテンツの著作権関係の実務も担当している。また、ワイヤレスブロードバンドのネットワーク基盤構築のためのソフトウェア、ハードウェアシステムに関して25年もの経験を積んでおり、インテルでは9年間働いている。 講演では、著作権に関して「Winnyの作者が逮捕されるという出来事をきっかけに、コンテンツにつれて注目されるようになったが、コンテンツの本来あるべき姿を議論していくことは今後重要性を増していくだろう。使う側の道徳の問題で、著作権を守らず作品が流失する可能性は今後さらに高まっていくが、大事なのはそのなかでのビジネスを守っていくことだ」とした。
講演後は、学生がローレンス氏に質問を投げかけるなど、学生を交えたディスカッションが行われ受講生以外の学生、受講生を交えて盛んな議論が繰り広げられた。