関東大学春季大会第2戦、慶大は昨年の大学選手権で同じくベスト8の結果を残した流経大と対戦した。

開始8分で若林(政2)がトライを決め、慶大のペースで攻撃を仕掛ける。しかし25分、流経大の外国人選手の走り込みを止めることができず、同点に追いつかれる。その後、若林から中島(環2)へのパスが繋がりトライが決まるが、再びトライを奪われ、12―14と流経大の僅かなリードで前半を終える。

後半、開始直後に流経大のトライを許すも、その後は慶大のトライラッシュが続いた。慶大のスターティングメンバーには若い顔ぶれが並んだこの試合。前半ではトライまで結びつかない攻め込みが多く見られたが、後半ではアタックをうまく修正し、7トライを決めた。最終的には53―35と春季大会初勝利を飾った。

3戦目の相手は明大。前半開始から慶大がリードし、高木(商3)のパスを受けた佐藤航(理4)が先制トライをあげる。しかし、 昨年に絶対王者・帝京大を接戦の末に破っている明大だけに、23分には同点を許してしまう。続く37分、粘り強いディフェンスを見せるが、インゴール前で猛攻する明大を止めることができず、勝ち越しトライを決められる。その後も明大のペースで試合が進み、7―21で折り返す。
後半14分、中央にいたキャプテン古田(医4)のパスを中山(総4)が受け取り、そのままトライを決める。しかしその後は敵陣まで攻めるも肝心なところでミスが相次ぎ、トライにはつながらなかった。明大の隙のない攻撃でトライを連発され、点差は広がる一方。最終的には12―45で敗戦に終わった。

続く東海大戦。先制トライを許したものの、開始4分で山中(商4)がトライを決める。一進一退の攻防が続いたが、中本(経4)のトライから慶大は流れをつかみ、31―19で前半を終える。後半、順調に点を重ね、50―41で試合を制す。

春季大会4試合を終え、慶大は現在2勝2敗だ。

(末吉遥)

(注)この記事の情報は2018年6月3日現在です。