第67回関東大学バスケットボール選手権大会が先月6日、閉幕した。慶大は明大に敗れ、全99チーム中ベスト32で大会を終えた。

今大会初戦は茨城大と対戦。この試合、京王電鉄杯で出場していなかった主将の鳥羽(環4)や山﨑(総3)など、昨季からの主力メンバーがスタメンに名を連ねた。

第1Q序盤から慶大は茨城大を圧倒する。開始30秒で山﨑が先制点と3Pシュートを立て続けに決める。中盤からは鳥羽など主力が活躍をし32―7と25点差をつけた。

第2Qでも勢いは落ちず、澤近(環4)が連続で2Pシュートを決めるなど茨城大を突き放す。ミスはあるものの差を引き離すことに成功し、62―16で前半を終了する。

第3Qでは、甲谷(環2)が3Pシュートを決めるなど得点を重ねるが、ゲームは一転して茨城大ペースに。慶大は前半の勢いが陰りを見せ、85―37と差を詰められてしまう。

最終第4Q、落ち着きを取り戻した慶大は人見(法1)が出場。得点を奪うなどアピールに成功し、最終スコア1‌0‌9―50の大差で勝利した。

翌日には、明大との一戦が行われた。この試合で、慶大は山崎がゲームハイの45得点をあげる活躍を見せるも、73―94で敗退した。

第1Qの立ち上がり、慶大は波に乗ることができない。アウトサイドシュートが決まらず、また明大へのシュートチェックの甘さが目立ち、大差をつけられる。

何とか追いつきたい慶大は第2Q、山崎を中心にシュートが決まり出す。堅実なディフェンスから相手のターンオーバーを誘い、点差を縮め、前半を36―41で折り返す。

逆転を狙う慶大だったが、後半も主導権が渡ってくることはなかった。身長のミスマッチからインサイドを支配され、相手の個人技、コンビネーションを防ぐことができない。第4Q途中には鳥羽が退場し、リズムをつかめないまま大差で敗北。実力差を見せつけられる結果となった。

今大会を踏まえて、新人戦、そして慶早戦が控えているチームが今後どういった戦いを繰り広げるのか、期待したい。

(金森悠馬)