15日午前0時(日本時間)、開催国ロシア対サウジアラビアの試合で幕開けとなったサッカーW杯ロシア大会。日本の初戦は19日午後9時より行われる。相手は、前回大会で1―4と大敗を喫したコロンビア。4年越しのリベンジに注目だ。
W杯開催で気になるのは、やはり優勝の行方だ。世界中の人々が、思い思いに優勝国を予想しながらW杯を楽しんでいる。では、塾生はどんな予想をしているのだろうか。塾生新聞会では、男子ソッカー部、女子ソッカー部、塾生新聞会会員を対象にアンケートを実施。それぞれに優勝国・日本の順位を予想してもらった。また、注目選手や注目の対戦カードもあわせて聞いた。
[アンケート概要]
回答数:185人(内訳:男子ソッカー部76人、女子ソッカー部17人、塾生新聞会会員92人)
アンケート実施期間:2018年5月15日~5月31日
まずは、優勝国予想である。全体の結果は以下の通りだ。
1位ドイツと2位ブラジルの差はわずか2票。10票差でスペインが続く。スペインと4位フランスとの差は26票あり、上位3か国への期待値が非常に高くなっていることが分かる。
1位のドイツは、前回大会の覇者だ。安定の強さを誇る王者への期待値は高い。2位のブラジル、3位のスペインはタレント軍団。両国とも前回大会では悔しい結果に終わっており、リベンジが期待される。5位にはアルゼンチンがランクイン。いわずと知れたスーパースター、リオネル・メッシを要する強豪国だ。続く6位にはなんと日本がランクイン。直前の監督交代劇が吉と出るか凶と出るか。7位にはベルギー、8位にはイングランドと韓国がランクインした。
団体ごとの優勝国予想を見ていく。
男子ソッカー部の1位予想は3団体で唯一のブラジルだった。エースのネイマールを筆頭にタレントぞろいのブラジルは、母国開催であった前回大会で4位に終わった雪辱を果たすことができるのか。2位以下は、スペイン、ドイツ、フランス、ベルギー、アルゼンチン、日本と続く。
女子ソッカー部の1位予想はドイツ。半数以上の人がドイツに票を投じた。大会連覇を狙う常勝軍団への期待は高い。2位にスペイン、3位にブラジルとアルゼンチンが並ぶ。優勝経験国が名を連ね、番狂わせなしの手堅い予想となった。
塾生新聞会の1位から3位までは、全体の予想順位と同じ結果となった。しかし、4位にアルゼンチンと同率で日本、5位には韓国がランクインするなど意外な予想も見られた。
日本の順位予想の結果は以下の通りだ。
グループリーグ敗退と予想した人が59%と過半数を超えた。土壇場での監督交代劇やこれまでの日本代表の結果から、不安視する人が多いようだ。一方で、優勝を予想している人も少なからずいる。今大会の日本代表メンバーの平均年齢は、過去最高齢の28.26歳を記録。メンバー選出に賛否両論の声が上がる中、経験のあるベテランたちがワールドカップの舞台でどのようなパフォーマンスをするのか注目だ。
続いて、注目選手を見ていく。複数票を獲得したのは以下の選手たちだ。
1位には、12票を獲得したメッシ(アルゼンチン代表)がランクイン。メッシは、過去5回バロンドールを受賞した世界的なスーパースター。31歳となる今年、エースとしてアルゼンチン代表をワールドカップの頂点に導くことができるのか注目だ。
そのメッシと並んだのは本田圭佑。2010年南アフリカ大会での決勝トーナメント進出の立役者に始まり、今や日本代表の顔である本田はロシアの舞台でどのようなプレーを見せてくれるのだろうか。
3位には、エジプト代表FWのモハメド・サラー。イングランド・プレミアリーグの強豪リバプールでプレーするストライカーだ。彼のスピードとボールコントロールは必見である。4位にはアンドレス・イニエスタ(スペイン代表)とネイマール(ブラジル代表)が並ぶ。中でもイニエスタは、先月24日にスペインの名門バルセロナからJ1のヴィッセル神戸に完全移籍することを発表しており、日本人からの注目度は一気に高まった。彼の巧みなゲームコントロールは必見だ。
日本代表からは、他に大迫勇也(ケルン)と武藤嘉紀(マインツ)がランクイン。特に慶大ソッカー部OBの武藤への注目度は高く、塾生が一丸となって応援すべき選手である。
注目カードのランキングは以下のようになった。
最も票を集めたのは、日本時間16日午前3時にキックオフを迎えるスペイン対ポルトガル。強豪国同士の対戦には、特に男子ソッカー部からの注目度が高い。スペインは直前に監督を解任したため、このカードが新監督率いる最初の試合となる。開幕直前での監督交代劇が、試合にどのように影響するのかにも注目したい。そして2位にランクインしたのが、日本の初陣・コロンビア戦(日本時間19日午後9時キックオフ)だ。前回大会で大敗を喫した相手だけに、リベンジを成し遂げてほしいところだ。
今回実施したアンケート結果は以上のようになった。人によって注目する国や選手は様々である。人それぞれの楽しみ方で、4年に一度の祭典を大いに楽しんでもらいたい。