《月光に照らされた水面下で、凛と佇む睡蓮のような優美さ》
桜は完全に葉桜となり、初夏の気配が近づくある春の日の午後。三田キャンパスの東門に大きな瞳を輝かせながらさっそうと現れたのは、今月のキャンパスアイドル、法学部政治学科3年の新野七瀬さんだ。
ファッションへのこだわりを感じさせる全身黒で統一された装いは、彼女の白く透き通った肌と華やかな容姿を引き立てる。服飾について尋ねると、「服が大好きなんです。最近は黒の服ばかり買ってしまいます」と楽しそうに話す。古着を買いに原宿まで自転車で行くこともあるのだとか。
しかし、ファッショナブルな外見とは裏腹に、アルバイトでは日本料理屋とホテルの受付を掛け持っている。日本料理屋ではかっぽう姿だという新野さんにギャップ萌えする人も多いのではないか。
新野さんのモットーは「今興味があることに全力で取り組むこと」である。「元々自分の思ったことをやらないと気が済まないタイプなので、あまり周りに流されたくないという思いはあります」。そんなストイックな一面も彼女の魅力の一つだろう。
そんな彼女が今最も熱意を注いでいるのはミュージカルや舞台を見ることだ。自らをミュージカルオタクと称す彼女は副専攻のゼミでも演劇について研究している。「法学部で政治を学んでいるからこそ、作品や演劇の背景が見えてくるんです」。自分自身も舞台に出てみたい、と語る時の瞳があまりにも真っすぐで勝手ながら記者も応援したくなってしまった。
好きな異性のタイプを聞くと、少し考えた後に「私が自由奔放なので、それを許してくれるような寛容な人ですかね」と答えた。男性陣は夢を追いかける彼女の姿を近くで見守りたいと思うに違いない。
将来について尋ねると、「自分が舞台に立つにしろ、裏方で支えるにしろ、何かしら演劇に関わっていたいです」と話す。1年後にはまた気が変わっているかもしれないけれど、と言いながら“今”を全力で駆け抜ける彼女から今後も目が離せない。
(UDON LOVER)
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