準決勝第1試合、U20ニュージーランド代表 vs. U20オーストラリア代表戦の前半、相手をハンドオフで突き放しながら前進するニュージーランドWTBザック・ギルフォード(写真右)。この試合で2トライを記録、今大会通算6トライとなり、堂々のトライランキングトップ(準決勝終了時点)に躍り出た。将来、WTBダグ・ハウレット(元ニュージーランド代表)のような、「オールブラックス」を背負って立つ選手になれるか。彼の今後に要注目だ【慶應塾生新聞会】準決勝第1試合、U20ニュージーランド代表 vs. U20オーストラリア代表戦の前半、味方にパスを放るオーストラリアSHリチャード・キンギ(写真中央)。準決勝終了時点で総合得点ランキング第2位。得点能力の高さもさることながら、この試合では適確かつ素早い球出しが光った【慶應塾生新聞会】準決勝第1試合、U20ニュージーランド代表 vs. U20オーストラリア代表戦の前半、相手のタックルを振りほどき、突破を図るニュージーランドFBロビー・ロビンソン(写真中央)。後半には、ニュージーランドの決勝進出を決定づける華麗なトライを決め、秩父宮の観衆を沸かせた。「ニュージーランドの才能豊かなバックスが我々を上回った」とは、試合後の オーストラリアHOダミアン・フィッツパトリック主将の弁。「今回の(大会に出場している)選手はとても若いが、何人かは将来オールブラックスに入るだろう」(デーブ・レニー・ニュージーランド代表監督)。前述のWTBザック・ギルフォードと共に、この世代を背負っていく選手になりそうだ【慶應塾生新聞会】準決勝第2試合、U20イングランド代表 vs. U20南アフリカ代表戦。試合前の国歌斉唱時、左胸に手を当て真っ直ぐ前を見据える南アフリカCTBロベルト・エベルソン主将(写真中央)。A代表は、2007年に開催されたラグビー・ワールドカップ・フランス大会で優勝。若年層の育成も着々と進み、今大会でも優勝候補筆頭であったがイングランドに惜敗。「自分たちを律する心が足りなかった」(エベルソン主将)。前半僅差でリードを奪いながら、後半に退場者を出し、結果モメンタム(試合の流れ)を相手に渡すなど、ゲームマネジメントの面で稚拙さを露呈した【慶應塾生新聞会】準決勝第2試合、U20イングランド代表 vs. U20南アフリカ代表戦の後半、逆転のトライを決め雄叫びを上げるイングランドLOジェームズ・ギャスクル(写真中央)。イングランドはLO、FL、NO.8の5人すべてを190cm以上で揃え、FW最強国・南アフリカに真っ向から挑んだ。前半こそ劣勢を強いられたが、後半「自分たちのラグビーを展開し」(SOローリー・クレッグ)逆転に成功、見事勝利を収めた。「(日曜日のU20ニュージーランド代表との決勝戦は)観客の皆様にとっても、ファンタスティックなゲームになると思う」(マーク・メイプルトフト・イングランド代表ヘッドコーチ)。昨年のウェールズ大会の決勝で惨敗を喫した(●3-38)相手との再戦に、ヘッドコーチも心躍らせていた【慶應塾生新聞会】