J1の清水エスパルスに所属する河井陽介選手(28)にインタビューを行った。河井選手は慶大ソッカー部出身で現在もJリーグで活躍している。

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―Jリーグ開幕当時、幼い頃のサッカーへの印象

小さい頃からサッカー選手を夢見ていましたが、なれたらいいなくらいに考えていました。憧れの存在というか、ずっと夢だったので、今プロサッカー選手としてプレーできていることが本当に幸せです。

―高校卒業後に大学進学を選んだ理由

その時もまだJリーガーになれる確信がなかったので色々な道を探りながら大学4年間を過ごしたくて、その中では慶大は魅力的でした。

―ソッカー部に所属して考え方に変化は

ソッカー部で学んだことはたくさんありますが一番は人間形成のところですね。サッカー以外のことで学ぶことが多く、学生だけで作りあげていく中で色々な達成感も味わうことができたし、良い仲間や先輩に巡り会えて、すごく充実した4年間を過ごすことができました。中でも大学で中町公祐選手と出会えたのは僕にとって大きかったです。中町さんは言葉に力があるし、すごく尊敬できる先輩です。学年としては二つ上でしたが、僕が1年のときに一緒に部活に入ってきたので1年の仕事を一緒にやってくれました。共に過ごす時間も多くあり、その中で色々な話をし、サッカー選手としての生き方や立ち振る舞いを見ながら大学生活を送ることができたので、いい環境に恵まれました。

―大学サッカー出身Jリーガーの増加について

年々大学サッカーのレベルが上がっている証拠だと思いますし、大学4年間で学ぶことが多く、高校卒業後よりも危機感を持ってプロの世界に入る選手が多いから活躍できるのではないかと思います。

―Jリーグの今後の発展について

海外の主要のリーグは、Jリーグの観客数とは比べ物にならないですよね。海外では毎試合5万人近い応援の中でサッカーができて、それを見にきた子供達がまたサッカーをやって夢を持つというサッカー文化が根付いていると思います。それに対して日本はサッカーに対する国民の熱がまだまだこれからという状況なので、今後注目されるようになってくれればと思います。

―塾生に向けてメッセージ

それぞれ夢を抱き社会人になったらこういうことをしたいという想いが少なからずあると思うので、これまで生きてきた中での自分なりの武器を大切にし、社会に出てから発揮してほしいと思います。様々な方面で慶大出身者の方が活躍されることが、慶大にとってもプラスになるはずです。そういったことを意識し充実した大学生活を過ごしてほしいと思います。

(聞き手=高根奈々)


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