7季ぶり35回目の優勝を飾った慶大野球部の優勝パレードが、優勝の歓喜から一夜明けた10月31日に行われた。今季は度重なる雨天順延のため平日開催を余儀なくされたが、千人を超える塾生、塾員や慶大野球部のファンが参加した。

「我ぞ覇者」、「三色旗の下に」が7季ぶりに神宮外苑で響き渡った。パレードは明治神宮外苑・絵画館前から六本木交差点を経由し三田キャンパスまでの道で行われた。慶大ナインは、キャンパスまでの道のりをオープンカーに乗ったり選手同士で写真を撮りながら歩いたりとパレードを存分に楽しんだ。

沿道では、駆けつけた多くの人が手を振ったり選手に写真撮影を求めたりとお祭りムードに包まれ、パレードに訪れた人の中にはハロウィンの仮装をしてパレードを一目見ようと集まる若者の姿も見受けられた。

優勝パレード後の優勝祝賀会では応援指導部を中心に「若き血」や「丘の上」を歌い参加した塾生、塾員が喜びを分かち合った。大久保監督の挨拶では就任から優勝までを振り返りながら優勝の喜びを語った。「母校への愛で戦ってきた」という言葉は塾生、塾員の心に強く響いたはずだ。今季の崖っぷちからの怒涛の6連勝での優勝は慶大野球部の歴史に色濃く刻まれた。