《CAMPUS IDOL》法学部法律学科2年 ジェームズキャサリン彩馨さん | 慶應塾生新聞

夏の風物詩といえば、様々なものが連想されるが、私個人のお気に入りは花火である。夜空に輝きを放つその美しさは言わずもがなだろう。今回はその夜空の輝きの中の一押しを紹介したい。法学部2年、ジェームズキャサリン彩馨さんだ。

涼しげな浴衣姿に凛とした佇まい。「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」という言葉を彼女は見事に体現していた。カナダ人とのハーフである彼女の着物姿には見事な和と洋の融合があった。現在着物サークルに所属している彼女は、カナダのおばあちゃんの影響で着物に興味をもち始めたが、慶應に着物関係のサークルがなかったため、自らサークルを立ち上げたそうだ。女子が集まれて、楽しく話せる場所を作りたかったという。

博多出身の彼女は、小学校5年生の時に1年間アイルランドにいた以外は日本で過ごしていた。博多の中でも田舎に住んでいたらしく、イノシシやサルも出没したらしい。また、高校2年生までバレエをしていたという。彼女の立ち振る舞いに雰囲気があるのはこのためかもしれない。




「タイミングと時間さえ合えば色々なことに挑戦したい」、そう話すキャサリンさん。今年の夏からロシアに語学留学する予定で、現地にいくことでより深くロシア語を学びたいそうだ。また、独学でフランス語とドイツ語を勉強しつつ、司法試験の勉強もこなしているという。彼女の活力の底が知れない。

今後のプランについて尋ねると、まず法学部でネゴシエーションについて学びたいそうだ。将来的には、起業して布や生地のトレーダーをやりたいと話す。世界の様々な場所で布や生地の売買を行うという。「ブランド物の生地にとある田舎のおばちゃんが織った布が使われていたら素敵」と目を輝かせながら彼女は話してくれた。

そんなバイタリティー溢れるキャサリンさんの好みの男性は「何かに打ち込んでいる尊敬できる人」だそうだ。慶應にはそういった面白い人がたくさんいると彼女は話す。エネルギッシュな彼女を上回るエネルギーを持つ男性がいるとは思えないが、心配は無用だろう。人を惹きつける才能のある彼女なら必ず出逢えるにちがいない。

何かに打ち込む人の姿は美しいというが、キャサリンさんはまさにそれだろう。彼女の輝きは外面と内面の両方から放たれている。彼女が今後一体どんな輝きをみせてくれるのか楽しみでならない。きっと夜空に見事な大輪の花を咲かせるだろうから。

 

(独立旅行法人FJT)

撮影:筧悠夫・関口匠(慶應カメラクラブ)
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