3月10日、三田キャンパス北館ホールにて、「SFC-IV Entrepreneurship Forum」が行われた。同セミナーは、慶應藤沢イノベーションビレッジ、KIEPコンソーシアムおよびKLIC(Keio Leading Innovation Community)の共催によるものである。
今回は「ソーシャルベンチャーは世界を変えるか」をテーマとし、講演と来場者を交えたトークセッションを開催。講演は、Room to Readボランティアメンバー・小川宏氏、株式会社マザーハウス代表兼デザイナー・山口絵理子氏、慶大教授・熊坂賢次氏を迎えて開かれた。

SFC‐IVフォーラム開催
SFC‐IVフォーラム開催

近年、営利と支援を両立させようとする取り組みが活発化している。日本ではそれをソーシャルベンチャーと呼び、21世紀型資本主義を変える可能性のある活動として、さまざまな分野から注目が高まっている。
同セミナーでは、学生、企業家、NPO主催者などに対し、社会問題の解決に挑み、持続性確保と支援を両立させ、世界的にも成果を挙げている組織・人々の事例を紹介。この新しい動きに対する理解を深め、企業家精神を養うことを目的としている。
会場には学生、一般来場者、報道関係者などおよそ260名の聴衆が訪れ、講演者との活発な意見交換が行われた。また講演及びトークセッションでは立命館BKCインキュベータの協力を得て、遠隔システムを採用。接続された立命館大学から学生などがモニターを通して意見を発表する場面も見られた。
SFC-IVとKIEPでは起業を志す学生の支援やインターンの募集、また学生団体であるKLICでは、海外ビジネスコンテスト派遣等を行っている。興味のある学生はKLIC-klic-staff@googlegroups.com
またはhttp://www.keio-lic2009.comまで。