今月隅田川で行われる第86回早慶レガッタ対校戦を前に先月18日、戸田オリンピックボートコースで観漕会が開催された。
この観漕会では、伝統ある一戦への練習の一環として、慶大のメインの対校エイト(9人乗り)と早大の第2エイト、慶大の第2エイトと早大の対校エイトが1000メートルのレースを行った。慶大対校エイト対早大第2エイトは2分56秒49で慶大が勝利したが、慶大第2エイト対早大対抗エイトでは早大が3分1秒03で勝利し、慶大第2エイトは3分1秒01であった。
観漕会後、小澤監督は対校エイトについて、「エイトを組んでから2週間しかたっておらず、まだ仕上がっていない状態である。今年の対校エイトは4年生が9人中7人と経験豊富な人材がそろっている。早慶レガッタが行われる隅田川はコースとは違い波があり、よりその経験が生かされると考えている」と語った。
現在、早慶レガッタに向けてどのようなトレーニングをしているについて、主将の内田(政3)は「いかに1本のストロークで長く漕ぐか、そして部をまとめていくことによって部全体で勢いを出していくことを意識している。早慶レガッタ対校戦での勝利だけでなく、夏に行われる大会での優勝、そして日本一を達成することを最終的な目標としている」と述べた。最後に、「今年は早慶レガッタ初の6連覇がかかっている。必ず優勝して隅田川を沸かせたい」と抱負を語った。
早慶レガッタ対校戦は、今月16日に隅田川で行われる。当日は対抗エイト、第2エイトだけでなく女子対校エイトも行われる。慶大が大会初の6連覇の栄冠を手にすることを期待したい。
(高橋千瑛)