慶應義塾大学コレギウム・ムジクム・オペラプロジェクト2016『ドン・ジョバンニ』が、先月18日、23日、25日の3日間にわたり公演された。会場である藤原洋記念ホールには多くの人が詰め掛けた。
このプロジェクトの魅力は、本格的なオペラ公演のオーケストラ、合唱、演出などをプロジェクトの授業に参加している塾生が担っている点にある。
『ドン・ジョバンニ』はモーツァルト作曲で、プレイボーイの主人公ドン・ジョバンニが次々と女性を口説き落とそうとするが、悪事が祟って最後には報いを受けるというストーリー。一人二役など、18世紀のプラハでの初演を踏襲した演出となっていた。
途中休憩を挟んで約3時間もの公演の後、惜しみない拍手とともに幕を閉じた。