平成28年度全日本学生自動車運転競技選手権大会が、先月20日に日通自動車学校杉並校で行われた。慶大自動車部からは小型貨物の部に針山(総4)、高橋(経2)、小型乗用の部に近藤(理4)、馬場(商2)が出場。針山、近藤がそれぞれの部門で優勝を果たし、男子団体の部で準優勝した。また、女子小型貨物の部には安武(理2)が出場し、準優勝を収めた。
今季最終戦となるこの大会の結果は、全日本年間総合杯にも大きく影響する大切な一戦。事前に発表されたコースで運転の速さと正確さを競うフィギュアという種目の大会だ。小型貨物の部で自己最高タイムを記録し、優勝した主将の針山は「前日の悪天候の影響でコースにずれが見つかり、大会当日に修正しなければいけない中でベストタイムを出すことができ、コンディションは悪くなかった」と自身の運転について振り返る。この部門で昨年も優勝しているが、「追われる立場という意識はなく、初心に帰ってのスタートだった。悔いのない走りをしようと考えていた」と話した。
今大会の結果に伴い、慶大は全日本年間総合杯でも準優勝という成績を収めた。この大会をもって引退となる針山は来季以降の後輩たちに向け「1分1秒、悔いを残さないように自分たちが思うことを一生懸命にやってほしい」と語った。全国という大きな舞台で活躍している自動車部の今後に期待が高まる。
(竹内未月)