三田祭にプチ・ネイルサロンが出店しているのを御存じだろうか。院校舎346教室は、ネイリストの卵たちが訪れる人の爪にアートを施してくれるブースだ。通常のネイルで700円、ジェルネイルで2000円と破格の値段だが、作業は丁寧で仕上がりも美しい。マニキュアであれば30分から1時間、ジェルネイルなら1時間から2時間で仕上げてくれる。
運営しているのはマノ学園の皆さんだ。美容学校であると同時に、フランス語研究の通信教育も行っている学校である。三田祭に出店し始めたのは5年前のこと。フランス語研究会の講師の一人が慶大経済学部出身であり、彼の計らいで参加した。近年は、美容学校の生徒さんにネイルをしてもらえるということで知名度も上がってきている。予約をするお客さんもいるとのこと。
今年は例年と同様のネイルサロンに加え、フランス語研究会がメインで行うカフェも運営しているという。壁に掲示されたフランス語研究を読みながら、ゆっくりとくつろぐことが出来る。ネイルをしに来た女性の付き添いの方にも楽しい時間を過ごしてもらおうという粋な計らいだ。もちろんネイルを乾かしながら読むことも出来る。
ネイルサロンとカフェのコラボ。屋外の喧騒とは一転、落ち着いた雰囲気が楽しめるブースだ。賑やかな空気に疲れたら、足を運んでみてはいかがだろうか。
(神谷珠美)