第64回早慶バドミントン定期戦が先月30日、日吉記念館にて行われた。単複を合わせた団体戦で男子は3-12、女子は0-5でいずれも敗れた。

「去年のリベンジをしたい」(高嶋(総2))「このチームでやれるのは最後なので勝ちたい」(小松(環4))とそれぞれの思いを胸に臨んだ早慶戦。勝った試合もあったが、全体として課題を残す結果だった。

男子は全15試合。ダブルス5戦では松井(法4‌)・石山(理4)ペアが気迫あるプレーで相手に1セットも譲らずに1勝するも、ほか4戦は競る場面もあったが早大のチャンスを逃さない攻めに屈した。

シングルス10戦で挙げた勝利はわずかに2つ。上村(文3)が持ち前の力強いスマッシュを活かしたプレーで、フルセットにもつれた接戦を制し1勝。松井が最後の主将戦で相手を圧倒し、2-0で2勝とした。ほか8戦では石山が攻守バランスの取れたプレーで1セットを先取するも、その後に相手にペースを握られ逆転負け。残りの試合では1セットも奪うことができない厳しい結果となった。

女子は単3複2の全5試合が行われ、いずれの試合も早大に敗北した。

シングルスでは小松が1セットを先取するが、2セット目を奪われタイに戻される。最終セットでは相手と僅差で競り合うが、最後に離されて敗れた。ほか単複4試合ではセットを奪うことができず、早大との力の差を見せつけられる形となった。

この試合で4年生が引退し、新しい代が始まる。来期に向けて次期主将の上村は「自分の勝つ姿から勝ち方を示せるようにしたい」と意気込みを語った。
(藤咲智也)