慶應義塾大学理工学部情報工学科山中研究室は、独立行政法人情報通信研究機構及び株式会社KDDI研究所と共同で、イーサネット仮想専用線自動設定技術を開発。キャリア間相互接続における自動回線接設定による相互接続実験に、世界に先駆け成功した。
イーサネット技術の進展に伴い、イーサネット専用線の需要が増加しており、これに対応するために、イーサネット仮想専用線を自動的に設定する技術が求められている。
しかし、現在の技術では非常に煩雑な設定作業や高度な運用技術を必要とされるため、相互接続が困難とされてきた。
今回の成果は、複数のキャリアにまたがる世界規模のイーサネット仮想専用線ネットワークを実現するための基本技術となることが期待される。
相互接続実験の成功を踏まえ、今後もキャリア間ネットワーク相互接続の確立と、日本発の国際標準化獲得に向けた研究開発を推進していく予定。