東京六大学野球は四月八日、法大―東大戦を皮切りに神宮球場で春のリーグ戦が開幕する。慶大は、八日・第二試合の立大戦が初戦となる。果たして優勝の可能性は如何ばかりか。今季から指揮を執る相場勤監督、並びに金森宏徳新主将にお話を伺った。また、六大学各チームの戦力分析も行った。
新主将金森君インタビュー
―主将としてここまでチームをひっぱってきて
「チームとしてやるべき事をあらかじめ決めていて、それは徐々に(チームとして)完成できている」
―アメリカ遠征について
「全員体が大きく、パワーがすごくあった。バッティングは完全に向こうが上。日本には無い野球、自分たちの課題も見つかった。いい遠征だった」
―相場新監督について
「クール、理論的な第一印象。だが、回数を重ねて野球をしていくうちに、熱い人だと思うようになった。すごくチーム・選手の事を考えてくれている」
―塾高で春の甲子園を経験した新入部員達
「いい戦力が入れば競争もその分激しくなる。刺激になるしチームにとってもプラスになる」
―チームの目標
「春秋連続優勝。それにむけて頑張っていくだけ」
―個人としての目標
「個人的にはベストナインは獲りたい。具体的な数字は打率3割5分、ホームラン3本以上」
―主将就任による自分なりの変化
「3年次までは自分の成績を残そうと考えていた面があった。だが主将になって、まずチームの事、どうしたらうまい具合に練習できるか、どうしたら勝利できるかを考えるようになった」
―初戦・立大戦について
「開幕ゲームを勝てるかどうかでリーグ戦全体の戦い方も変わってくるので、大切な試合。勝とうという気持ちを全面に出せれば一つ一つのプレーに集中できるだろうから、チーム、個人として気持ちをしっかり持って戦っていきたい」
―主将で迎える早慶戦
「絶対に勝ちたい。勝つと負けるでは、(優勝する、しないにかかわらず)全然違ってくる」
―ファン・塾生へのメッセージ
「リーグ戦が始まるが、熱い試合を見せられると思うので是非神宮に足を運んでもらって、慶應の勝利を見て欲しい」