第82回関東大学サッカーリーグ戦は全日程を終了。慶大は16年ぶりに2部で優勝し、1部昇格を決めた(17勝3敗2分、勝点53)。また、大河(商4)、山本(商4)ら6選手が2部リーグのベストイレブンに選出された。

 

東海大戦
後期初黒星 優勝お預け
【慶大0―2東海大】
 慶大は開始からパス回しを駆使して試合を有利に進める。しかし、飯高(環4)の負傷退場によって流れが大きく変わる。突然のアクシデントにディフェンス陣がすぐに対応出来ず、東海大にボールを支配され、前半終了直前には立て続けに2点を失う。この悪い流れを変えられないまま前半終了。
 後半、慶大は息を吹き返したような動きを見せる。ディフェンス陣の連携がうまくいき、攻撃では河井(政1)や巻(政4)を中心にシュートシーンと演出するもゴールには結びつかない。終了直前にはPKのチャンスを得るも結果に反映されず、後期初黒星を喫した。

 

東洋大戦
攻撃の手緩めず 地元で悲願達成
【慶大3―1東洋大】
 前日に2位の東海大が敗れ、勝てば慶大の優勝が決まる大事な試合。慶大は積極的に攻撃し、開始5分で中町(総3)のヘッドで先制。この後もゴール前でのチャンスを何度も作り出す。ディフェンス陣も安定しており、東洋大の攻撃を寄せ付けず、1―0で前半を折り返す。
 慶大は風間(商1)と織茂(政3)の投入でさらに攻撃が活性化する。35分には中町が再びヘッドで2点目。39分には深澤(理2)のシュートで3点目を奪う。試合終了直前に1点を取られたが慶大はホーム下田グラウンドで2部優勝を決めた。

 

拓大戦
今期最多3失点 最終戦を飾れず
【慶大2―3拓大】
 前節で優勝を決めた慶大。この試合も前線でボールを支配し、圧倒的有利な状況で試合を進める。前半25分には甲斐(経3)のシュートで先制。36分に1点を取られ、同点で前半を終わる。
 しかし、後半になると拓大の動きに変化が現れる。慶大はメンバー交代で優位に立とうとするが、日髙が抜けた直後に2点目、後半30分に3点目を入れられてしまう。その後1点を返すが、黒星でシーズンを終えた。