第16回ラクロス全日本選手権大会が12月10日から江戸川区臨海球技場他で開催された。男子関東学生リーグ戦2位で終えた慶大は1回戦に勝利し、準決勝戦へと進んだが、リーグ戦FINALでも負けた東大にまたしても惜敗した。なお、優勝は2年ぶり2回目のDESAFIO。期待された東大は決勝で力尽きた。
東日本線
12月10日 1回戦 ○
【慶大7ー6東日本ラクロスクラブ】
試合開始からAT岡田(経3)を中心とした攻撃で小刻みに得点をあげていく慶大。最後は相手の必死な追い上げにあったが、ボールをうまくキープし、そのまま逃げきった。試合後、木村主将は「今日の試合は負けたら終わりだったので、勝てて素直にうれしい。しかし自分たちは選手権で優勝して日本一になるのが目標。そのためにも今日は防げるゴールも多かったので、そこはミーティングで徹底していきたい」と、勝っても反省を忘れなかった。
東大戦
12月11日 準決勝 ●
【慶大7ー8東大】
前半は慶大が常にリードをし、ゲームを支配していた。だが、後半に入り今季関東リーグ戦1位の東大に同点に追いつかれると、ついに最終4Q、東大MF原に勝ち越しのゴールを奪われてしまう。しかし、その直後、「学生のファイナルでは負けたが、技術はうちが一番持っていると思うので、東大へのリベンジもできる」(木村主将)との言葉通りAT岡田のゴールで追いつく。勝利の女神がどちらに微笑むか、まったく読めない試合展開になったが、試合終了直前東大MF飯塚に決められると、無情にも試合終了の笛が鳴り、僅差で競り負けた。試合後、東大が歓喜に沸く中、木村主将は涙ながらに「とにかく悔しいの一言。今年はいいチームになれると思っていただけに残念だ」。さらに後輩には「打倒東大さらに日本一を目指してほしい」と語った。