慶大の村井純環境情報学部長、田中浩也環境情報学部准教授ら12人の教員が参加する研究プロジェクト「感性とデジタル製造を直結し、生活者の創造性を拡張するファブ地球社会創造拠点」が、文部科学省・科学技術振興機構による「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」に採択された。
革新的イノベーション創出プログラムは、「10年後、どのように『人が変わる』のか、『社会が変わる』のか、その目指すべき社会像を見据えたビジョン主導の研究開発プログラム」をコンセプトとし、既存の概念を打破し、これまでにない革新的なイノベーションを創出するイノベーションプラットフォームを日本に整備することを目的としている。
採択は、明大が中核機関となりCOI―T(トライアル)拠点として平成25年度より活動していた「感性に基づく個別化循環型社会の創造」の成果が認められた形だ。
今回のプロジェクトにおけるCOI拠点に関しては、慶大が中核拠点となり、明大を中心機関、関西学院大と山形大をサテライト機関として実施する。
慶大では「ファブ地球社会コンソーシアム」の設立が同メンバーによって準備されており、研究活動と同時に、その産業化に向けた取り組みを活発化させる予定である。