【早大戦】先月23日 △25ー25 終盤猛攻実らず 早慶で痛み分け
試合開始早々、慶大はペナルティゴールで3点を先制するが、その後早大に2トライを連続で奪われ苦しい展開。前半終了間際に森川(環4)が1トライを返し15―13で折り返す。
後半に入ると、慶大は鋭い出足のディフェンスとグランドを広く使った攻撃でペースをつかみ始めると後半5分、自陣からの連続攻撃でFL廣川(環2)が右サイドにトライを決め逆転に成功する。しかしミスからトライを奪われ再び逆転を許す。むかえた後半31分、パスをつなぎWTB金澤(商1)がトライを決め同点に追いつき流れを引き寄せる。その後も再三得点の好機を得るが早大のディフェンスに阻まれ同点のまま試合を終えた。この結果を受け勝率で帝京大に並ぶことができず早慶ともに優勝を逃した。
和田監督は「慶應らしさは出せたが、勝ちきれないという今季を通しての課題が明確になった」と語った。
【帝大戦】先月30日 ●0ー48 強敵相手に無得点の惨敗
序盤から、帝京大が猛攻を見せる。試合開始後1分の帝京大のトライからペースを作り出し、その後も着実に得点を重ねる。一方慶大は連携したパスで得点を狙うも、局面でのミスが続きトライにはつながらない。前半終了間際、慶大はペナルティゴールのチャンスを与えられるも失敗し、無得点で前半を終える。
後半も、終始帝京大のペースに流される形となり、多くのトライを許す。慶大は帝京大の守備面・攻撃面両方から圧倒され1点も得点できずに0―48で試合を終えた。
試合後、和田監督は、「昨年の帝京大戦と比べるとチームの成長が見られた。この試合を糧にチームをもう一度立て直し、大学選手権に臨みたい」と話した。 (高畑里佳子・中山直樹)