自分の顔を客観的に描かれてみると、気づくことのなかった特徴が見つかることがある。
第一校舎3階のロビーにて、似顔絵を1人300円で気軽に描いてもらうことができる。この企画は漫画クラブの有志たちによって三田祭期間中、毎日行われている。描いてもらった絵はそのまま持ち帰ることができ、取材時もとても盛況であった。
実際に似顔絵を描いてもらった。担当してくれたのは川合鷹範さん(商2)である。漫画クラブ全体ではこれまでの二日間で150人を超える似顔絵を描いた。川合さんはこの企画を担当するにあたって、多くの練習を積んだという。
会の活動は、年刊部誌の発行を目標に週1日ほどの頻度で行われている。日吉代表の北川遼さん(理2)によると、この企画はもともと部誌の発刊費用を得るために始まったものであるという。漫画クラブの創設はおよそ50年前にまで遡り、塾内でも有数の長い歴史をもつサークルだ。
楽しく話を聞いている間に作品が出来上がった。同行した取材スタッフたちの似顔絵もよく特徴がとらえられており、丁寧に色鉛筆で色づけされていた。名前も書き入れてもらうことができる。三田祭のお土産に、立ち寄ってみるのもいいだろう。
(平沼絵美)