観客の前で繰り広げられる小さなペンの躍動。院校舎4階343C教室で繰り広げられる華麗なパフォーマンスを行うのはペン回し研究会だ。ここでは発表だけでなく会の歴史などを紹介する展示も設置されている。
代表の三須雄介さん(経3)によると、ペン回し研究会はペン回し文化の発信を目的として2009年に創設され、会員たちは全国大会に向けて日々練習している。ペン回し用のペンは市販のものを複数本用意し、合成して自作するそうだ。感触や重心の位置などは人によって好みがわかれるため、自分に合ったものを求めて試行錯誤を重ねる。
山内太郎さん(理1)も非常にレベルの高い技を披露してくれた。「ペン回しは高校のころから始めた。このサークルで練習して新しい技を取得し、来年の大会でいい成績をとりたい。先輩のレベルも高く、非常にいい環境だ」と山内さんは語る。
校舎の一角で静かに行われるペン回しの妙技。ペン回し経験者もそうでない人も楽しめるので、必見だ。
(八木理志)