今年も開催される三田祭。楽しい時間を過ごす一方で、ゴミの分別を気にかけたことはあるだろうか。今回は、環境サークルE.C.O.による三田祭での取り組みについて紹介する。
まず、弁当容器「ミンミ・リ・リパック」の回収についてだ。この容器は、表面の赤いフィルムをはがすことで容器をそのままリサイクルすることが出来る画期的なものだ。E.C.O.では、例年回収を徹底することで、去年は80%以上の回収率を達成した。三田祭担当の木曽可南子さん(商2)は、「三田祭期間は、塾生の意識も分別に集中するため、例年高い回収率になっています。今後は、普段のリサイクル収集でも、ミンミの分別徹底などを図ることで、塾生への意識付けを行っていきたいです」と意気込みを話す。
ゴミ箱の配置も徹底している。E.C.Oでは、ゴミ回収の効率化を図るために、回収ボックスの位置を合理的にしている。
例えば、ペットボトルキャップの分別をしやすくするために、ペットボトルのゴミ箱の横にキャップの回収箱を配置している。塾生には、その他の分別についてもきちんと行うように心掛けてほしい。
一方で、環境サークルE.C.O.では、三田祭期間中に落とし物バザーというものを開催している。これは、日吉、三田両キャンパスで学生部に預けられ、3ヶ月が経過したものをE.C.O.が引き取り、バザーとして毎年出展しているというもの。ここでの収益は、多摩川エコミュージアムや、南三陸プロジェクトといった環境団体に寄付されている。このバザーは掘り出し物が多く、毎年楽しみにしている方もいるそうだ。例えばスマートフォンの充電コードや傘などが多く、電子辞書や時計、新品のゲームカセット、さらに去年はゲーム機本体までも出品された。
三田祭に訪れた機会に、一度足を運んでみてはいかがだろうか。 (井口聡一郎)