真夏日に8775人来場
今月2・3日、三田キャンパスで全学部を対象としたオープンキャンパスが開かれた。例年通り、学部入門や各学部相談、ゼミ体験、キャンパスツアーなどが行われ、真夏日の中、両日合わせ8775人が来場した。受付ではパンフレットと記念品の『慶應の水』が配布され、パンフレットを片手にキャンパス内を歩く多くの高校生・保護者の姿が見られた。
入試説明会や大学説明会とは違い、実際に慶應での学問に触れられるのがオープンキャンパスの醍醐味である。学部入門のコーナーでは、各学部の教員が学部の概要やカリキュラム、研究内容の紹介を行った。大教室での開催にも関わらず、立ち見がでるほどの大盛況であった。
大学側からだけでなく、塾生による催しも様々だ。質問や個別に相談したいことがある高校生のために設けられた各学部相談コーナーでは、三田キャンパスに通う塾生らが相談に乗っていた。相談者の多くが高校1・2年生であり、遠方からの相談者も多かったという。相談内容は、大学生活に関することよりも入試制度や勉強方法に関することが主であった。
そのほか、文系学部を対象としたゼミ体験や学内の歴史ある建物を巡るキャンパスツアー、應援指導部によるリーダー、チア、バンドなどの應援ステージ、管弦楽団ワグネル・ソサィエティー・オーケストラや英語サークルK.E.S.S.による学生ステージ、塾生が自身の受験生時代を振り返るトークライブや慶應義塾公式グッズの特別販売など、キャンパスライフ体験だけでなく受験生の学習意欲を高めるような取り組みも行われた。
また、カフェテリアでは、オープンキャンパス限定ランチビュッフェが実施された。「オープンキャンパスの楽しみは学食での食事」という人も多いはずだ。実際、カフェテリアは長蛇の列ができるほど、多くの利用者で賑わいを見せていた。近年、受験者数が減少傾向にある慶大にとって、こうした取り組みは重要である。
なお、今月20日には日吉キャンパスで全学部対象の講義入門が開催される予定だ。