初夏を迎えた三田キャンパス。ギンガムチェックのブラウスを着て颯爽と現れたのは今月のキャンパスアイドル、文学部3年の名古屋萌さんだ。
華やかな雰囲気を持つ名古屋さんの専攻は、美学美術史。演劇に興味があり、1年生の頃から授業を受けていたという小菅隼人教授のゼミに所属している。大学でテニスを続けている彼女だが、バレエや演劇に専念している塾生に囲まれている。「自分とは違うタイプの人にいつも刺激をもらっています」。ゼミの雰囲気はとても真剣。だからこそ、好きな演劇の勉強に励めると話す。
授業の無い休日には、地元である埼玉の小さな劇場によく足を運ぶという名古屋さん。「役者さんとの距離の近さが好き」と目をキラキラさせながら話す。役者一人一人と近いからこそ、その動きに見応えをとても感じるという。
また映画鑑賞も趣味で、最近見に行ったのは『万能鑑定士Q』。歴史ミステリーや推理ものが特に好きで、本を読んでから映画を見ることも多いという。「この映画も、本を全部読んでから見に行きました。読書にはずっと凝っていますよ」。演劇に映画に読書。とても文化的な趣味を持つ彼女の内面の美しさは、ここから溢れているのだろう。
(ぽんず)