大雪による欠席者に配慮
2月14日から15日未明にかけて首都圏は大雪に見舞われ、都心部でも25㌢を超える積雪を記録した。これにより各交通機関に大きな乱れが出たため、慶大では予定されていた入学試験の開始時刻を繰り下げるなどの措置がとられた。
日吉キャンパスで行われた15日の文学部入試は雪の影響を最も受けた。開始時刻を3時間繰り下げて実施され、これにも間に合わなかった受験生に対してはさらに時間を繰り下げて別室受験が認められた。
大雪によるものか否かは把握しきれていないが、昨年度入試における欠席者が285人であるのに対し、今年度は373人と増加した。また14日深夜、東急東横線内にて発生した列車衝突事故により15日始発から東急東横線・目黒線が運転を見合わせたため、受験生は横浜市営地下鉄などを使う形で日吉キャンパスに向かった。
翌16日に日吉キャンパスで行われた法学部入試においても、試験開始時刻の繰り下げが行われた。また法・経済・商の各学部は、雪による交通途絶のために入試を欠席した受験生に対し、追試験を実施した。追試験は3月17日から19日にかけて経済・法・商学部の順に行われ、20日には商学部、24日には法・経済両学部の追試験の合格発表がなされた。
慶大は今年度の入学試験における一連の対応について、「学部毎に対応が異なる部分などもあったが、各入試実施日の状況等を踏まえ、全ての受験生に不公平が出ないよう慎重に議論した結果だ」としている。