体育会で感じた仲間の大切さ
先日、男子バレー・プレミアムリーグのサントリーサンバーズに来季からの入団が内定した星谷健太朗選手(理4)。引退したバレーボール部ではチーム内最高身長196センチを誇り、「慶大のそびえたつ壁」とも評されていた。4年間の大学生活の振り返りと来季にむけての意気込みについて伺った。
まず率直に「バレーボールはとても楽しかった」と笑顔で語る星谷選手。実は高校生のときからバレーボールを始めたという。中学時代は野球部に所属していた。
そんな中、体育会に入らないと出会えないようなバレーボール一筋の選手達から刺激をうけ、「頑固な性格だったものが、だんだん丸くなっていった」と話す。チームは個人の力ではどうにもならず、周りがいるから自分の力を発揮できるのだという意識を改めて持てたとのことだった。
12月から始まった慶大バレー部の新チームは、戦力が落ち込んでしまうことが予想されている。後輩には「勝ちにこだわり過ぎるのではなく、いかに自分が成長できるか」を念頭に置いてほしいと話した。
来季から所属するチームでは、まずはレギュラーを取りに行きたいと意気込んでいる。先日の練習では、監督がイタリア人であるため言葉が通じず苦戦する場面もあった。サントリーでは同じポジションで同世代の塩田達也選手が気になると言い、「特に自分にあるフレッシュさでチームに貢献できたら」と語った。
4年間の大学生活において、バレーボールは生活の中心だったと話す星谷選手。練習を半ば強制的に感じてしまうときもあったが、非常に有意義だったと充実の笑顔を見せる。新チームでも是非その快活さを生かしバレーボールに臨んでほしい。 (松本菜穂子)