「わたし、あなたのことが好きです。付き合ってください」
黒い布で区切られたパーテーションの向こうから聞こえる告白の声に思わずこちらもにやけてしまう。
院校舎4階347‐C教室にてマイケルジュニアが提供するのは女子大生が告白してくれるサービスだ。
一昨年も同じサービスを提供し話題になったが、今年もその人気は衰えていない。その盛況ぶりはあまりの依頼数に女性が疲れてしまい、一日の半分を休憩に費やすほどだ。また、ひっきりなしに告白し続けても、断られることも少なくない。
男子大学生による告白サービスもあるがやはり女性への依頼が主だ。また、複数人から一気に告白されるモテモテプランというものも存在する。
シチュエーションも選択可能で、年下・年上などをはじめとして、ほかにも方言やSキャラ、帰国子女などお願いすれば様々な要望に応えてくれる。
もともとは創造工房のOB・OGが立ち上げたものだが、現在では全く別の演劇サークルとして名前を引き継ぎ活動している。彼らは、来年2月7~9日にかけて日暮里にあるD倉庫で公演を行う。
迫真の演技で次々と男性たちを落としていくマイケルジュニアの女性たちに、来年の公演で再び魅了されてみてはいかがだろうか。 (向井美月)