第1校舎3階に、全国各地から来た塾生が出店しているスペースがある。東京にいながら、全国ご当地の味を楽しめる。
その中で特に目を引くのは、広島学生会の看板だ。有名なもみじまんじゅう、牡蠣を中心に日本酒なども販売する。
広島学生会のイチオシは牡蠣の蒲焼だ。「牡蠣の名産地広島から取り寄せた一級品。本場の甘くてクリーミーな味を慶應の塾生に味わってもらいたい」と西尾航人さん(法2)は語る。
有名なもみじまんじゅうも売れ筋商品だ。カスタードとこしあんの2種類があり、どちらも売り上げを伸ばしている。
また、東広島市西条産の日本酒、賀茂鶴も人気を集めている。西日本では西条は酒の産地として有名だ。賀茂鶴は金紋、本醸造、純米と3種類が用意されており、さまざまな味が楽しめる。
地域によって、その地域の味があり上京してきた人が郷土料理を食べて、郷愁を感じることがある。それを味わうために、第一校舎へ行ってみるのもいいだろう。 (岡田 拓明)