慶應生が毎日のようにお世話になる大学生協。その生協日吉店2階にある書籍・パソコンフロアの受付カウンターで茶色のエプロン姿で迎えてくれるのが、今月のキャンパスアイドル、生協職員の佐藤麻子さんだ。
佐藤さんは購買のカウンターを担当した後、ちょうど一年前から書籍部の人文コーナーを受け持っている。購買部にいた時代と比べると、「学生さんとお話する機会が増えて嬉しい」と話す佐藤さん。受付業務はもちろん、企画棚のレイアウトやブラックボードのデザインなどを考え、どうしたら学生に本を買ってもらえるかを考えるのも、お仕事のひとつである。現在は、大学生協が進めている読書推進活動である「読書マラソン」に力を入れている。
「学生さんの笑顔とお礼の言葉に元気をもらえる」と嬉しそうに語る佐藤さん。未入荷で品薄な本でも、一人でも学生からの要望があれば何とかして手元に届けてあげたい気持ちになるという。その本を渡すことができた時に感謝してもらえることが一番嬉しいそうだ。
生協1階の購買はほとんどの学生が毎日利用すると言っても過言ではない。越谷オサム作の小説「陽だまりの彼女」の売上が、京大生協を凌いで全国トップを記録したにもかかわらず、2階の書籍フロアの認知度はまだまだ足りないというのが佐藤さんの悩みだそうだ。文庫本や参考書はもちろん、漫画や雑誌の品揃えもばっちりだ。さらに、生協の組合員証を提示すると、10%引き(一部除く)、CDは15%引きで購入できる。
生協日吉店に訪れた時は、是非階段を上って、書籍フロアまで足を伸ばしてみてほしい。佐藤さんの明るさと華やかな笑顔を見れば、また訪れたいと思うこと間違いないだろう。
(荒柿由依)