10月30日、三田キャンパス北館ホールで創立150年記念シンポジウム「Design the Future 〜協生と創造〜」が行われた。シンポジウムは、2008年開設予定の大学院システムデザイン・マネジメント研究科と、メディアデザイン研究科の専任教員就任予定者が、各界の著名人を交えて未来の先導について講演やパネルディスカッションを行う形で進められた。

 第1部では安西塾長の基調講演の後、外務事務次官の谷内正太郎氏から「東アジアの未来」について、続いて慶應義塾グローバルセキュリティ研究所・竹中平蔵教授からは、創造社会のデザインに関する講演が行われた。竹中教授は以前自身が関わった郵政民営化を例に取りながら、システムデザインの重要性について熱弁をふるった。

 第2部・第3部では、新大学院の教員就任予定者が「協生社会のデザインに挑む」・「創造社会のデザインに挑む」という題目でそれぞれパネルディスカッションを行い、シンポジウムは和やかに閉会した。