「狂言ブートキャンプ」開催 テーマは「笑いの本質に迫る」
11月8日、日吉キャンパス来往舎イベントテラスで、教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)主催の「狂言ブートキャンプ〜笑いの古典を体験〜」が開催された。会場には学生だけではなく、地域の子どもから大人まで幅広い年齢層の人々が訪れた。
イベントは「笑いの本質に迫る」がテーマで、「笑いの古典」と「現代の笑い」が披露された。笑いの古典として、狂言師の大蔵基誠氏、教義氏による狂言「寝音曲」が披露された。一方、現代の笑いの代表として、吉本興業のお笑いコンビ、イシバシハザマが招かれショートコントも行われた。イベントの最後には、狂言体験セミナーと題して、狂言の動きや発声方法などが観客にレクチャーされた。観客から選ばれた代表4名がステージにあがり、狂言師が実際の動きを指導していた。
幻想的雰囲気を演出 「音の紡ぐ旅路」
11月16日、日吉キャンパス来往舎のイベントテラスで、教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)主催の「音の紡ぐ旅路 勝井祐二×迫田悠Duo」の企画が行われた。
今回のイベントは、バイオリニストである勝井氏が即興で演奏するエレキバイオリンの「音」に合わせ、映像ディレクターである迫田氏が「映像」をスクリーンに映し出していくというもの。会場は90分間の演奏の間、何重にも重なるバイオリンの音色と、音色に合わせて刻々と変化する映像のコラボレーションで、幻想的な雰囲気に包まれた。
勝井氏は、80年代から様々なユニット、セッションを通じて日本の音楽シーンのアンダーグラウンドで活躍している。迫田氏とのデュオとしての活動は、2004年から続けられている。
向井亜紀さんが講演 「社会に出るあなたたちへ」
11月8日、三田キャンパス西校舎ホールで文学部ゼミナール委員会主催の、タレント・向井亜紀さんによる講演会「社会に出るあなたたちへ」が催された。
代理出産に関する活動で知られる向井さんは、未来に向けての希望を訴えるにあたり、子宮頸癌の発見、夫・高田延彦さんに支えられながらの闘病生活、そして現在に至るまでの経験について1時間余り講演した。
「自分の体が愛しくなったら、人生は変わります」と話すなど、向井さんは講演中に「自分の体や命の尊さ」を繰り返し強調した。また、闘病生活でのエピソードについて「家族が与えてくれたパワー」を涙ながらに語るシーンもみられた。
質疑応答の際には、観客からの質問に応じ、自らが経験した代理出産についての率直な意見や心境を述べていた。