慶應義塾大学医学部は今月6日、記者会見を行い、信濃町キャンパス内の総合医科学研究棟から患者の個人情報データが入ったノートパソコンなどが盗難されたと発表した。
発表によると、今月2日午前7時45分頃、研究棟7階の研究室に医師が出勤すると室内が荒らされていた。調査した結果、慶大病院の患者152人分などの氏名、生年月日、治療経過などの個人情報が記録されたノートパソコン2台を含む、計16台が無くなっていた。大学側は警視庁四谷署に被害届を提出し、同時に、盗難されたパソコンに記録されていた個人情報に該当する患者に、電話と文書で謝罪した。なお、現段階では情報流出は確認されていないという。