三月五日から十三日にかけ、埼玉県妻沼町の妻沼滑空場において、第四十五回全日本グライダー選手権が行われた。十七大学・二十チームの四十九名が参加したこの大会。大会自体は、雪の影響もあり、当初は日程がずれ込むなどしたが、最終日の十三日には、無事閉会式を迎えることができた。また、団体戦において最多優勝を誇る本塾航空部であったが、大会を通じての天候不順に悩まされ、残念な結果に終わった。個人・団体部門共に、今大会は日大の選手が上位を独占した。最終成績は以下の通り。
個人の部
優勝 蒲 寛人 (日大3)
二位 引地 航平(日大3)
三位 中野 将和(法政4)
団体の部
優勝 日大(A)
二位 早大(A)
三位 日大(B)
慶應義塾大学
個人の部
里見佑太 7位
大堀宏海 22位
団体の部
慶應(A) 7位
慶應(B) 13位
山下主将(経2)「個人的には、悔いの残る内容。確実に点を積み重ねられなかったのが敗因。今回の大会に出場した選手は、全員二年生であり、また全国大会にはじめて出る面子。以前は八連覇したりするなど『王者慶應』と呼ばれていたが、今回は他校に挑戦するという意気込みで、大会に臨んだ。今回は、機会を生かせず、条件に恵まれた日大が勝利をつかんだが、我々にはあと二年ある。これからの一年間、技術を磨いて日大に追いつき、そして日大の上に行きたい。次は優勝を狙いたい」。