第65回早慶バスケットボール定期戦は24日、渋谷区の代々木第2体育館で開催された。
女子戦は、豊富な運動量や高い身体能力を活かしたリーグ戦1部の早大が、3部Aの慶大を終始圧倒。129−48で圧勝した。慶大は、C三宅(商2)が17得点、G藤本が12得点と奮闘し、2Qからゾーンディフェンスに敷いたが及ばなかった。対戦成績は慶大の26勝25敗となった。
男子戦は、リバウンドやルーズボール争いで優位に立った慶大が、86−69で早大に快勝し、昨年の雪辱を果たした。慶大はF香川(環4)や、この日先発に大抜擢されたF鈴木(政3)が、春のトーナメントで敢闘賞に輝いた早大のF近森を封じ込めて仕事をさせず、オフェンスではF小林大(総2)が26 得点、G加藤(経4)が14得点、C岩下(総1)が18得点と活躍し、序盤から終始リードを保つ展開。3Q序盤に早大に追いつかれたが、加藤がルーズボールを受けてからの速攻でバスケットカウントを奪うと一気に流れを引き戻し、早大を突き放した。今回の慶大の勝利で、対戦成績は早大の33勝32敗となった。
○佐々木ヘッドコーチ
「トーナメントと新人戦で結果が出ていなかったから、4年生は相当な気持ちで戦ってくれたので、それが良い結果につながってくれました。秋に向けてチームが成長するきっかけを自分たちで作れたので、良かったと思います」
○加藤主将
「トーナメントが終わってからの1ヶ月弱が本当に長くて、正直、プレッシャーとか、考えられないほど凄かったです。でもシーズンが始まってからずっと『早慶戦に勝つ気持ちを持て』『早稲田にだけは負けたくない』と言い続けてきて、それが報われて本当に良かったなと思います」
○小林大
「4年生が頑張ってくれて良かったです。早慶戦でチームにも個人にも自信がついたので、今後はこれ以上に相手を意識して、慶應のバスケットっていうのを貫いてやっていきたいです」
○鈴木
「勝ててよかったです。今後はチームとして、リーグ・インカレのトップを目指しているのでそこへ軸をぶらさないようにしたいです。個人としても、今日の自分のパフォーマンスを基準にして、それ以上のものを出していければチームもどんどん強くなっていけると思うし、個人的にもそれで良いかなと思います」