昨年度は、三宅監督の下、対抗戦二位、大学選手権二回戦進出を果たした、慶大蹴球部。今年度は監督が交代し、松永新体制での新たなスタートとなる。今年度を迎えるにあたって、蹴球部の新主将、竹本隼太郎選手(環4)に、お話を伺った。

―現在のチーム状況
「今年は、いろんな意味で転換期。監督が(松永氏に)交代、合宿所は取り壊され、夏以降は練習場が人口芝に変わる。環境の変化は大きい。しかし、OBの方々の尽力もあり、住みやすい環境を整えてもらっている。環境の変化をポジティブに捉えたい」

―新体制になったことについて
「昨年一年で、選手層が厚くなった。四年生が抜けたからといって、大きく戦力が下がるとは思っていない。昨年活躍した一年生四人も、より一層成長してくれるだろう。昨年以上の成績を残せることを確信している」

―今年のチームの特長
「昨年の遺産でもあるが、セットプレーの精度が今年もまた高い。また、(松永)監督ともコンタクトをとり、今年も『ディフェンス』のチームでいくことを確認している」

―チームの課題
「今は、基礎体力をつける時。ハードな練習に耐えられるよう、春にしっかり体をつくっておくことが大切。精神面・体力面、どちらも鍛えていきたい」

―注目選手は
「やはり、山田(章仁・環2)。彼は今、オーストラリアにラグビー留学している。彼自身、非常にモチベーションも高い。これからますます期待できる存在だ」

―主将自身、そしてチームの目標
「自身、慶應に入学してから三年間、早稲田に一度も勝っていないし、大学選手権でベスト8以上に進んだことがない。今年は最後のチャンスなので、悔いの残らぬよう結果を残したい。チームとしては、打倒早稲田一本。それに向かって突っ走る。早稲田を目指すことが、(慶大蹴球部の)強くなる近道。是非とも、打倒早稲田を成し遂げたい」

―塾生に一言
「今年は、早稲田に勝つので、是非試合場まで見に来て欲しい」

(安藤貴文)