延世大戦○2―1
ミスで失点も試合通し圧倒
第49回慶應・延世サッカー定期戦が行われ、慶大は持ち味のパスサッカーを披露し、2―1で勝利を収めた。
慶大は前半からFW武藤(経2)、MF増田(環2)らを中心に、得意の細かいパスワークを展開しチャンスメイク。すると前半15分、MF磨見(文2)の豪快なミドルシュートが突き刺さった。しかし直後の20分、DFのミスから延世大に1点を返され、試合は振り出しに。
慶大は前半からFW武藤(経2)、MF増田(環2)らを中心に、得意の細かいパスワークを展開しチャンスメイク。すると前半15分、MF磨見(文2)の豪快なミドルシュートが突き刺さった。しかし直後の20分、DFのミスから延世大に1点を返され、試合は振り出しに。
それでもその後は慶大ペース。42分、FW武藤のシュートは味方に当たってそのままゴール。勝ち越しに成功した。
後半は前線でボールを奪ってからのショートカウンターで追加点を狙った。前半からのショートパス攻勢も織り交ぜ、次々と延世大ゴールに迫った。最後まで攻めの意思を見せ、ボール支配率で優位に立った。
新チーム発足後の初戦で見事な勝利を飾った慶大。ポゼッションを重視した「クリエイティブなサッカー」(松下主将・総3)が垣間見えた。
(木下俊亮)
新チーム発足後の初戦で見事な勝利を飾った慶大。ポゼッションを重視した「クリエイティブなサッカー」(松下主将・総3)が垣間見えた。
(木下俊亮)
展望 パスサッカーで日本一へ フィジカル強化・意思統一が課題
慶大ソッカー部の新チームが始動した。
須田監督体制も2年目を終えた。「僕の理想とするパスサッカーが浸透してきている」と話すことから、人もボールも動く攻撃サッカーは、変わらず慶大の軸になる。それに加え、新チームでの初の試合となった延世大戦では「ボールを奪われた後の守備への切り替えが早かった」と、攻撃だけでなく、守備面での出だしも順調のようだ。
好スタートを切った慶大。しかし、リーグ戦開幕までにレベルアップが必要な部分もある。須田監督は、個々のフィジカル強化や、攻撃のコンビネーション、守備での意思統一などを課題に挙げた。どれも時間をかけて成長させていく必要がある。これらを、リーグ戦開幕までの約3カ月間でいかに底上げできるかが来期飛躍の鍵を握る。
また、今期は苦しい戦いが続いたこともあり、須田監督は4年生の存在の大きさにも注目。「新4年生がどれだけチームを引っ張っていけるかが大切」と話した。新主将となった松下(総3)も「全責任を受け持つ」という意思を見せた。
新チームの掲げた目標は「日本一」。この目標を達成するまでの道のりは長く険しい。しかし、それは選手たち自身が一番よく分かっていることだ。
大きな目標に向けて、慶大の若き荒鷲たちの翼が動き始めた。
(樫村拓真)
須田監督体制も2年目を終えた。「僕の理想とするパスサッカーが浸透してきている」と話すことから、人もボールも動く攻撃サッカーは、変わらず慶大の軸になる。それに加え、新チームでの初の試合となった延世大戦では「ボールを奪われた後の守備への切り替えが早かった」と、攻撃だけでなく、守備面での出だしも順調のようだ。
好スタートを切った慶大。しかし、リーグ戦開幕までにレベルアップが必要な部分もある。須田監督は、個々のフィジカル強化や、攻撃のコンビネーション、守備での意思統一などを課題に挙げた。どれも時間をかけて成長させていく必要がある。これらを、リーグ戦開幕までの約3カ月間でいかに底上げできるかが来期飛躍の鍵を握る。
また、今期は苦しい戦いが続いたこともあり、須田監督は4年生の存在の大きさにも注目。「新4年生がどれだけチームを引っ張っていけるかが大切」と話した。新主将となった松下(総3)も「全責任を受け持つ」という意思を見せた。
新チームの掲げた目標は「日本一」。この目標を達成するまでの道のりは長く険しい。しかし、それは選手たち自身が一番よく分かっていることだ。
大きな目標に向けて、慶大の若き荒鷲たちの翼が動き始めた。
(樫村拓真)